毎週木曜日の『七瀬ふたたび』も佳境に入り、木曜日が来ると小学生にトリップしちゃうイズモは、週末アタマの片隅にあったあるお話をネットサーフフィンしながら探しまくった。4年生だったかな?国語の教科書に載っていた『菊の精』っつー話。これは映画チャイニーズゴーストストーリーの原作も含まれている『聊齋志異』という中国の古典怪奇短編集のなかの一つのお話で、菊が大好きなある男の元へ菊作りの名人とその姉が現れ、一緒に住むようになり姉とその男は夫婦になる。弟が大の酒好きで、ある日酒を浴びるように飲んだ後、弟の姿がこつ然と消え菊が一輪。この時男は彼らが『菊の精』である事に気付く…
ね、相当なファンタジィでしょ(笑)
このネットサーフィンのおかげで、この話を太宰が翻訳している事を知りました。
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太宰治版『菊の精』★
原作の翻訳
小学校4年といやぁ、いろいろな事をちょっと深く知りたくなるお年頃じゃない(笑)これね、オチがちょっと子供には早すぎるんじゃないかって思ったりしてさ、ココロに残っているのよ。結局弟は大好きな酒を浴びるように飲んで、まあ、また菊になっちゃうんだけど、こんどは人間に戻らない。人間の見てる前では人間に戻れないのだろう。結局弟は死んでしまった訳よ。ここでイズモ少女の疑問が生まれた訳で、はっきり言って男のせいで死んでしまったのに、この男と姉はその後何事もなかったかのように、その後も夫婦でいたんだって。まぁ、この弟の菊は言うまでもなく庭で綺麗な菊を毎年咲かせる訳だけれども(酒臭いらしい:笑)イズモ少女は『この弟は姉夫婦に気を使って菊にわざとなったんじゃないか?』とか思っちゃった訳っすよ…そこで太宰の訳を知ってビックリ!太宰も同じ気持ちだったのね(爆笑)太宰のオチにここまで書かれてあったとは!っつかおませなイズモ少女!いやっ超日本人!(爆笑)
ま、お暇だったら読んでみてよぅ。