2013/04/29

奇跡の瞬間

昨日帰宅したら、郵便物が届いていた。
差出人から、ブツの察しはついたんだけど
開けてみたならば
チューリップのアナログ盤が2枚。
手に取った瞬間に空を仰いでしまったよ。
多分ランダムに分けたのだと思うんだけど
私のところにこの2枚がやって来たことに
もの凄く「目に見えない意図」を感じられた。
なぜならばチューリップは殆ど揃っているのに
数少ない「持っていない音源」だったのだ。
昨年亡くなられたTさんの
所有されていたアナログ盤の形見分け。

もう自分はそういうお年頃なんだな、と
思わざる得ない事が起こるようになって来た。
ようやっと一年経って書いておかねばという
気持ちになったので。
記しておく。

昨年の春先に
私という人間のホント「要」であった
お二人の先輩達が、立て続けに旅立ってしまった。
お二人ともほぼ同時期に出会った方々で
(18〜9年くらい前かね)
今お付き合いのある友人達の8割強は
この方々と会っていなければ
出会っていない、という
ま、水先案内人だったのね。

昨晩の余韻も有り、
今日はTサンについてちょっと。

Tサンとは世田谷は上馬の
レトロな喫茶店で初めて会った。
人の紹介で私に楽曲の依頼をとの事だった。
初対面だったのだけど、なんかこう
人懐っこい人で、本題よりも
我々が九州人で(うちの両親がそうなのだ)
好きなバンドはビートルズとチューリップという
始めっから「超意気投合」モード(笑)
楽曲はボツだったんだけど、なんとその後
我々は同じ会社の「同僚」になるわけ。

彼と仕事で組む事が多く
(多分気が合うとかそういうレベル:笑)
そのなかでもそうそう訪れる事のない
「奇跡」
が生まれる瞬間に立ち会えた。

夕暮れの大会議室で
デビューを夢見る女の子とTサンと私の3人。
方向性をどうしようか、という
大事な局面にてTサンが持って来た一枚のCD。
まだ当時日本ではあまり知られていなかった
女性オルタナシンガーのCDを大爆音で聴きながら
3人はほぼ同時に「見えた!決まった!」と。
実は私もその女の子もちょっと熱くなって
涙ぐんでしまったのだよ。

もう、書かなくてもお分かりかとおもいますが
今や大御所シンガーの誕生の瞬間。

実はイケメンで軽そうにさえ見えるルックスとは裏腹に
もの凄く「クソ真面目」な方なので
(それ関連のエピソードは山のようにあり、
未だに本気で腹抱えて笑える:笑)
ホント寝る間も惜しんで、
いろいろ観たり聴いたりして探し当てたんだろうなぁ、
と、その時感服したなぁ。

「奇跡」

というのは、たぶん、たくさんの「熱さ」が集まると
生まれるんじゃないかな。
それを体感した。
Tさんの熱さは実際色々な「熱さ」を引き寄せたのだ。
そしてそれはもはや奇跡ではなくなり、「現実」として
動き始める瞬間でもあった。

私がその会社を辞めて
次のメーカーで働いていた頃
表参道でバッタリ会って、
抱き合って(爆笑)飛び跳ねて喜んだことがあった。
一緒にいた私の友人が「イタリア人同士か!」と
呆れていたのをよく覚えています(爆笑)

仕事で福岡に行った際、
たまたま実家にいたTサンたら
陣中見舞いでスタジオに来てくれたっけな。
念願の「春吉橋」で一緒に記念写真も撮ったしね。


ただの仲良しじゃなかったよーな気がする(笑)
残念ながら男女の感じではありませんでしたが(爆笑)
もっと「同志」とか「戦友」とかに近い
「魂の友人」だったのかな。
 昨日届いたアナログ盤を手に取って
初めて「彼が亡くなった」ことを受け入れられた。

改めて奮起。
次に奇跡を起こすのは私だ!

2013/04/22

上手い角度で

春なのに...寒いじゃないか!
一旦暖かくなってから寒くなるのホントやめて〜。
ダウンジャケットをいつクリーニングに出したらいいか
困っている今日この頃。

さてここ最近どーしてたかというと...
ちょっと前に思春期以上に「思春期」的な
モードに入っていたよ。
やたら疾走感を求めたり。
iPodではBLANKEY JET CITYとFRICTIONとが
ひたすらリフレインされていた。
時々こういうモードに入る。
BLANKEYを久しぶりに聴いて思ったのは
ベンジーのVOICEが前程ニガテじゃなくなっていた(笑)
あとは問題の名古屋弁だけ(笑)
同郷出身者として本来ならソコ含めて
応援すべきなのだろうが、相変わらず赤面しちゃうわけよ。
あんまりにもネイティブすぎて(笑)
あ、でもひょんなことでベンジーが隣の学区だったということを知り
ちょっと親近感も湧いたり。お!名東区民(笑)みたいな。
てか、結構私にとって「今」ベンジーが旬だということに
気付いたり(爆笑)後ノリ過ぎだってば!
達ちゃん照ちゃんは今まで通りお慕いする気持ちに
変わりはなかったわ(爆笑)
以上、思春期日記でした(爆笑)

んで昨日
すんばらしいライブを観て来た。
昨年秋に我が朋友、川上次郎君の企画した
京都イベントにて初めて拝見して
「また観たいなぁ」と心待ちにしていた
孤高のピアノマンTSUNTA氏の神戸ライブ。
前回は、初見でインパクト有りすぎて
とにかく圧倒されっぱなしで(笑)
余裕なく凝視しちゃったんだけど、
今回はねじっくり観察(爆笑)おっと...拝見したのだ。
おそらく、それが彼の最大の魅力なのであろう
「空気を震わす」力が半端ナイ!
曲を重ねるごとに彼の「SOUL」が「アンビエンス」と
同調してくるのがホント分かるわけ。
何度も鳥肌がたった。目頭も熱くなる。
これ、ホント、ライブの醍醐味だと思う。
圧倒的な存在感のあるVOICEにクセのある歌詞、
時には自由に、時には捻くれ、そして王道も突っ走る
しっかり芯のあるメロディー!
そしてそして特筆すべきは
「包容力」と「力強さ」と「涙もろさ」の混在する
なんともセンシティブなピアノ。
ちょっとスワンプの匂いがする辺りが
izumo心をかなりくすぐっているんだなぁ。
いやはやもう脱帽でございますったら(笑)

歌詞の中で一番心に残った 「上手い角度で〜」
バトン受け取る練習しておくので(爆笑)
是非是非、京都での企画を実現いたしましょう!

へっへっへ楽しみがまた一つ!(^^)